むし歯のリスクが染めてわかる歯垢染色ジェルトリプラークIDジェル活用ヒント
2025/03/23
むし歯のリスクが染めてわかる⁉
トリプラークIDジェル
〇 むし歯のリスクが染めてわかる!
歯に付着したプラーク(歯垢と呼ばれ、歯に表面に付着した黄白色を帯びた粘着性の微生物。食事後8時間で食べかすの中で細菌が増殖して歯垢になります。むし歯菌は
歯垢を栄養にして増殖し、酸を出して歯を溶かすと考えられています。)を色で表してそのリスクを分かりやすくするものに、「トリプラークIDジェル」というものがあり
ます。
これは、新しく形成されたプラークを「赤色」に、成熟した古いプラークを「青紫」に表し、さらに、むし歯リスクが高いプラークに「水色」で表します。
〇 トリプラークIDジェル」の活用
トリプラークIDジェルの活用は、歯科医院が、
・ むし歯リスクが高いと思われる患者さんへの動機づけや指導ツールとして
・ 口腔衛生と食生活の評価
・ 治療や指導後の経過観察に
・ プロフェッショナルケアの選択基準
・ ほかの検査キットと組み合わせたリスクチェック
に活用するほか、以下の場面で有効です。
・ セルフケア・・・歯みがきの仕方・回数、歯ブラシの処方、歯磨き剤の処方、洗口液の使用
・ 食事指導・・・ドリンク、お菓子類、食事の回数・内容
・ プロフェッショナルケア・・・定期的なケア、ペーストの選択、詳しい検査
・ ドライマスク・・・(唾液の作用)浄化作用、緩衝作用、再石灰化促進