歯科 雑学
2026/09/02
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舌の汚れ
舌の表面に付着している白っぽい苔状の汚れのことを、舌の苔と書いて「舌苔(ぜったい)」と言います。皮膚でいう「垢(あか)」のようなものです。舌苔(ぜったい)の正体は単なる食べかすではなく、細菌の塊です。舌の表面には「舌乳頭(ぜつにゅうとう)」という細かい凸凹があるため、ここに汚れや細菌が溜まりやすくなっています。
なぜ放置すると良くないの?うっすらと白くついている程度であれば正常で問題ありません。しかし、白く厚くなってしまうと次のようなトラブルの原因になります。
口臭の原因になる: 細菌が汚れを分解するときに、強いニオイのガスを発生させます。口臭の60 %は舌の汚れからきていると言われています。
味覚が鈍くなる: 味が分かりにくくなることがあります。
誤嚥性肺炎のリスク: 溜まった細菌が唾液と一緒に肺に入り込むと、お年寄りなどの場合、肺炎を引き起こす原因になります。
正しいケア方法 : 気になって普通の歯ブラシでゴシゴシ強く磨くのは絶対にNGです。舌の表面を傷つけ、余計に細菌が溜まりやすくなってしまいます。専用の「舌ブラシ」を使う、または、濡らしたガーゼを指に巻いて優しく拭き取ります。舌ブラシを舌の奥に当て、手前に向かって軽い力で一方通行に動かします(往復させない)。回数は1日1回、朝起きたときに行うのが最も効果的です。厚く溜まっている時は一回で取ろうとせずに何日もかけて少しづつ取りましょう。
虫歯予防には歯磨きに加えて血糖コントロールも不可欠だった!
これまで「甘いものを食べると虫歯の原因になる」と言われてきました。しかし、最新の研究では甘いものを食べていなくても、血糖値が高い人は常に唾液中の糖によって虫歯リスクが高まることが解明され、大きな注目を集めています。
普段から甘いものを控え歯もよく磨いているのに、しょっちゅう虫歯になるのはなぜ?
そんな疑問を持っていた人は、高血糖の可能性があるとのこと。 血糖値が高い人の体内では、血液中の糖が唾液腺を通って唾液の中へと漏れ出し、虫歯菌の格好のエサとなる。 この血液から唾液への「糖の移行」が多い人ほど、虫歯菌や歯垢(プラーク)を増やし虫歯を引き起こしてしまう。
では、血糖値が高いと虫歯予防ができないのか?というとそんなことはありません。
「適切な治療をすれば、口の中の細菌バランスは改善されることが研究結果でも明らかになっています。つまり、医科(内科など)と、歯料が連携して健康特理を行うことが、今後の虫歯予防にもつながるということです」
知らず知らずのうちに歯が蝕まれてしまうことのないように、血糖値には十分気を配りましょう。
虫歯を遠ざけるルール!
· ・血糖を管理する(食事内容、運動)
· ・定期的な検診による歯周病ケア
· ・詰め物はセラミック、金のものに
· ・キシリトールガムを活用する
· ・ダラダラ食べをしない
· ・マッサージで唾液の分泌を促す
歯の磨き残しや不適切なケアは虫歯を招き、歯を失う原因になります。
歯の自己修復力を生かす正しいセルフケアの方法を紹介します。
■ダラダラ食べをしない
食事をすると口の中は酸性になりますが、唾液の働きによって徐々に中性へ戻り、歯の再石灰化が進みます。しかし、飴を長時間なめ続けたり、ジュースや砂糖入りのコーヒーなど糖分を含むものを類繁に飲んだりすると、口の中が酸性である状態が長く続き、歯の表面を修復する再石灰化が行われる時間が短くなってしまい、虫歯の原因につながります。
■適切な方法と力で歯を磨く
磨き残しが多いのは、奥歯の溝、歯と歯の間、歯の根元の部分です。歯ブラシの持ち方が重要で、拳を握るように持つと力が入り過ぎてしまいます。ペンを持つように指先で持つと、細かい動きができるので、歯の隙間や奥の方も磨きやすくなります。
■フッ素で歯を強くする
虫歯の予防には、フッ素配合の歯磨き粉が有効です。歯磨き粉を選ぶ際はフッ素の濃度を確認しましょう。日本では最大1500ppmまで認められており、上限に近い濃度の歯磨き粉が市販されています。
フッ素配合の歯磨き粉は1日2回、特に就寝前に使うのが効果的です。
■ケア用品を活用する
歯垢(プラーク)は、8割以上除去するのが理想ですが、歯ブラシを使うだけでは限界があり、6割程度しか取り除けないといわれています。
ある調査によると、歯ブラシだけの場合の除去率は61.2%ですが、そこにデンタルフロスを加えると79.0%に上がり、さらに歯間ブラシを併用すると84.6%になるという結果でした。
最近よく耳にする「フレイル」という言葉をご存じでしょうか?
簡単に言えば加齢により心身が衰え、病気や要介護になりやすい状態、健康と要介護の中間をいいます。
フレイルは、まず口から始まります。「オーラルフレイル」です。
口の働きが衰え、噛んだりしゃべったりする力が低下すると、栄養不足を招き、体力の衰えや免疫力、意欲の低下を招きます。ひきこもりになる人もいて、ますますフレイルが進み、いずれは要介護になってしまいます。
オーラルフレイル予防には、毎日、自分で行う口腔ケアも大切です。正しい方法を歯科衛生士に教えてもらうのがベストでしょう。
★ 歯がなくとも歯ブラシで歯ぐきをマッサージするだけでも歯ぐきが刺激されて脳が活性化し、口腔内の血行もよくなります。「あいうべ体操」で口を鍛えるも効果的です!